今回取り上げるのは、『シャーロック・ホームズ』の現代版リメイクドラマ『シャーロック』(BBC制作)です。現代のロンドンを舞台に、ベネディクト・カンバーバッチ演じる若きシャーロックが、ITを駆使して、難問に挑んでいきます。スピード感あふれるストーリー展開が新鮮です。会話に出てくる役に立つ英語表現をピックアップしていきたいと思います。Netflixを契約している方は、日英同時字幕で楽しむことができます。
ピンク色の研究 A study in Pink
ロンドンで、連続自殺事件が発生します。警察は自殺と断定しますが、シャーロックは殺人事件だと直感し、犯人を追跡します。
flatmate (英) =roommate 同居人
アフガニスタンから帰還した医師のジョン・ワトソンは、収入が少ないため、ロンドンで同居人(flatmate)を探していました。ちょうど出会った旧友が、同居人としてシャーロックを紹介します。ワトソンがシャーロックのもとを訪ねると、シャーロックは何も言わないのに、ワトソンが同居人になりたいと思っていることをすばやく見抜きました。
Sharlock: I play the violin when I'm thinking and sometimes I don't talk for days on end. Would that bother you ? Potential flatmates should know the worst about each other.
Watson: You told him about me?
Mike: Not a word.
Watson: Who said anything about flatmates?
Sharlock: I did. I told Mike this morning that I must be a difficult man to find a flatmate for.
be (right) up one's street ....にぴったりの (米) up one's alley
こうして、シャーロックとワトソンの奇妙な同居生活が始まります。大家のハドソン夫人が連続自殺事件の新聞記事をシャーロックに見せて、「あなたにぴったりの事件じゃないの」と言います。
Mrs. Hudson: What about these suicides then, Sherlock? I thought that'd be right up your street. Three exactly the same.
Sherlock: Four.
シャーロックから誘われたワトソンは、4人目の自殺者の死体検分に出かけます。こうして、ワトソンはシャーロックの相棒になりました。
Sherlock: You've seen a lot of injuries, then. Violent deaths.
Watson: Well, yes.
Sherlock: Bit of trouble too, I bet?
Watson: of course. Yes. Enough for a lifetime, far too much.
Sherlock: Want to see some more?
Watson: Oh, God, yes.